犬を飼うことに夫は反対。理由は?
当時むすめが10歳。
犬を飼う話になりましたが、なぜか賛成だった夫が急に反対しだしたのです。
理由を聞くと実家でフェレットを飼っていて、「死ぬとき見るのがツラかったから。」と話してくれました。
(え?!今更?!じゃあ最初から賛成せんといてくれ・・)
確かに死ぬ姿を見るのはツライ。それは体験した人にしか分からないこと。
しかし大切に育てていく過程で得られるものは、とてもよい経験と思い出になるのでは?と考えていました。
亡くなったあとも私たちの中に残り、時に励まし、勇気をくれ、癒しをくれると、犬を飼っている妹が話して聞かせてくれました。
私は娘にそのような経験をしてもらいたかったし、娘もそれを望んでいました。
話し合いの末、出した答えは?
悲しいけれど・・・いったん保留となりました。
それからというもの犬を飼う話をするのはタブーな雰囲気になってしまいました。
ペットショップがあっても寄らなくなり、我が家では一生犬を飼うことはできない(涙)・・・と当時むすめは泣いていました。
お出かけ先でペットショップがあることに気が付いても「寄ろう!」ということがなくなり、とても悲しい記憶だけが残りました。
犬を飼うチャンスが到来?!そこには度重なる偶然がありました。
もちこと出会う数か月前。我が家には大きな変化が3つありました。
・夫が最低10年以上、単身赴任することが決定!
・普段行くことのない場所に、出かけた際ペットショップを見つけた
・私がパワハラ+モラハラで休職中だった(のちに退職)
夫が勤続22年目にして初単身赴任になりました。(ひゃっほー♪)←コラ!
しかも10年以上という長期。なんてこった。
またコロナのご時世。月に1度の帰省も難しい様子。(チャンス到来♪)←コラ!
めったに帰省もむずかしいとなると・・・犬を迎え入れるチャンスでは?
事後報告で許しもらえなくても、単身赴任でめったに家に帰ってこないから、うまく丸め込もう!←コラ!
そして普段なら絶対に行くことのない場所にたまたま娘とお出かけした日。
ペットショップが目にとまり、珍しく娘が「寄ろう!」と言い出しました。
普段なら断るところをその日はなぜか「いいよ」と承諾。
すると入り口ショーウィンドウに前足をペタッとつけ、こちら見て立っているダックスフンドがいました。
娘がその様子に気が付き、ショーウインドウ越しにそっと手を合わせました。
見つめあうワンコと娘。
ちぎれそうなほどしっぽを振るもちこ。まるで今日出会うことが運命だったかのよう。
この瞬間(この子、我が家の子になる気がする!)と直感的に思いました。
そして私が退職を視野に入れた休職期間中だったことが、もちこを迎え入れる後押しをしてくれました。
当時ヘッドハンティングされ移籍した会社を休職→そして退職しました。
原因はパワハラ+とモラハラ。直属の先輩からの攻撃は1日中続きました。
心も身体も悲鳴をあげ、ある日をさかいに出勤できなくなりました。
心身ともにズタボロなとき偶然もちこと出会い、一緒に過ごすことで狭くなった私の視野も広がるかもしれない。
少しずつ元の自分に戻っていこう!
もちことの出会いが私を前向きな気持ちにさせてくれました。
10年ごし!ついに娘の夢が叶うときがきた?!
娘「まさかこんな日が来るとは思ってなかった・・・絶対にしあわせにする!」
出会いから2日後。トライアル制度を利用したのち、無事もちこが我が家の一員になりました。
種類はカニンヘンダックスフンド。名前は「もちこ」
2021年2月14日。生後4か月のカニンヘンダックスフンド「もちこ」が家族の一員になりました。
人間の子育てが一段落つき娘も20歳になり、ほっとしたのもつかの間でした。