娘が小さいころ困ったことは、病院探しでした。
まさか娘と同様、犬の病院探しも同じように大変だとは思っていませんでした。
犬は頻繁に病気をしない?
実家にいたミニチュアダックスフンドは、老衰で21歳3か月でこの世を去りました。
その期間、特に大きな病気もせず、子犬の頃から元気でした。
身近な経験者からの体験談。
犬の個体によって病気の有無もさまざまなのに、なんでわが家のもちこは大丈夫♪と思ってしまったんだろう。
避妊手術を受けた日から2か月後。
もちこは生後6か月に避妊手術を受けました。
術後の容体も問題なし。経過も良好。傷の治りも早かった。
だから安心していました。
術後2か月を経過するころ、飛びついて食べていたフードを残すことが増え、食べない日も出てきました。
ジメジメうっとおしい梅雨の時期。エアコンも入れ始めたころです。
(夏バテみたいな症状だけど、調子が悪いのかな?)
フードを変えてみたり、手で食べさせたり。
そんな時、ふと触ったおなかの違和感。
小さなコリコリしたものがあることに気が付きました。
(え?いつからあった?傷口の付近だけど・・)
はじめ体内の糸の結び目かと思っていました。
縫ったところが固くなると手術前に説明されていたからです。
しかし、しこりのある場所は傷跡から少しずれたところ。
それでも傷跡から近い部分・・避妊手術が原因?
気になる・・・なんだかイヤな予感。
そして病院へ。
短期間に2回目の開腹手術?動物病院に対する不信感。先生を信じていいの?
避妊手術をした病院へ。
もちこのおなかを触診。
しこりの位置が縫い跡から離れているため、先生も原因が分からず不思議そう。
しこり部分に水が溜まっているということで、注射器で水を抜き検査。
結果炎症反応があるものの、おなかをもう1度開いてみないと分からないとのこと。
「避妊手術が原因ですか?」単刀直入に聞きすぎたか?
避妊手術から2か月が経過しているため、手術が原因かもしれないし、そうだとも言えないらしい。
水を抜いたので、しこりが小さくなった。これで少し様子をみましょう。それでもまたしこりが大きくなるようであれば、開腹手術を考えましょうとのことでした。
(こんな短期間に2回もおなかを開いて大丈夫なのかな・・・)
疑問に思いつつ、いったん帰宅し様子を観察。しかし帰宅後すでにしこりは大きくなっていた。
動物病院のセカンドオピニオン。疑問や不安をかかえたままにしないで。
帰宅後、先生の診断にまったく納得していない私がいました。
先生の腕を疑っているわけじゃない。ただ原因が知りたいだけ。手術が原因ではない!っていう根拠を示してほしい。
しこりを触りながら、不安な気持ちがどんどん増していく。それと同じくらいどんどん先生に対して不信感を募らせていく。
「別の病院で診察してもらおう!人間だってセカンドオピニオン制度がある。犬だってセカンドオピニオンしたらいいんだ。」
犬を飼っている身内、お散歩中に出会う顔見知りの人たちに再度リサーチ。
すると妹が先代犬でお世話になった先生を紹介してくれた。
わが家のかかりつけ動物病院。決定打はコレ!
妹から紹介された病院は自宅から結構な距離・・・。
しかし今わが家のかかりつけ医です。
私たちがこちらの動物病院に決めた理由それは、
・観察眼の高さと判断力
もちこの避妊手術の傷跡を触診。
しこりの横にある体内の糸の結び目に違和感があるとのこと。
糸の結び目が刺激になり、水が溜まる袋が形成され、しこりができている可能性が1番高いと判断されました。
その他にも、
・たくさんの経験と知識からくる自信と熱意あふれる説明(自信満々でよどみがない)
・動物に寄り添う姿勢
・言いにくいこともハッキリ伝えてくれる(縫合失敗とか・・)
・たっぷりと診察時間をとってくれる(20~30分以上。飼い主が納得するまで)
・話をさえぎることなく、しっかり話を聞いてくれる
・間違った知識等を飼い主が持っていた場合、叱ってくれる(妹はいつも太らせすぎ!と叱られているらしい)
先生は、もちこの術後の診断を、
・失敗とは言わないが、傷跡が大きい。
・1か所だけ縫合に違和感がある。
・しこりが消えなくても問題なく過ごせる。
ハッキリと言い切ってくれました。
終わったことは仕方がない。失敗ではないが、失敗に近い成功だった。
現状生きているキセキに感謝だ。
今後どう過ごせば少しでも元気に過ごせるかが1番知りたい。
不安や疑問を抱えたまま同じ病院へ通わず、セカンドオピニオンをしてよかった。